【ライブ写真ギャラリー】CORTIS日本初のショーケース
1曲目「GO!」が鳴ると同時に、会場の空気が跳ねた。浮遊感漂うシンセに軽やかなトラップが重なり、熱量が一気に上がる。MARTINのカリスマ性とJAMESの躍動的なエネルギー、JUHOONの瑞々しさとクールさ、SEONGHYEONの透明感あふれる歌声、KEONHO爽やかな笑顔のバランスが見事に噛み合い、コンパクトなステージを最大限に使い切る。”ファンと一緒に楽しみたい”という想いが視線や動きのひとつひとつに宿っていて、デビュー約3カ月とは思えない余裕すら感じられた。
(P)&(C)BIGHIT MUSIC
MCではリーダーのMARTINが「みなさまに会えてうれしい。今日は一緒に楽しみましょう」と流暢な日本語で挨拶した。続けてJUHOONが「初めての日本でのショーケース、ドキドキする」、JAMESが「今日は安全第一。気を付けながら楽しみましょう」と観客に呼びかけ、フロアは和やかな雰囲気に包まれた。
続く「JoyRide」では、KEONHOの澄んだ声が心地よいギターリフに溶け、夏の記憶を呼び戻す。
(P)&(C)BIGHIT MUSIC
MCでは、制作過程にまつわるトークも。MARTINは「アメリカと韓国を行き来しながら、300曲以上を作りました。その中から一番”自分たちらしい”曲を選んだ」と語り、JAMESは「振り付けでは”真似したくなるポイント”を意識して作っている」と話す。いわゆる偶像的なアイドルではなく、明確な意志を持ったヤング・クリエイター集団としてステージに立つ彼らの姿は、まさに”COLOR OUTSIDE THE LINES”を体現していた。
ラストスパートの「FaSHiON」では、照明とストロボが弾け、メンバーの掛け声に反応してフロアが揺れる。SEONGHYEONの透き通るようなハイトーン、JUHOONの繊細な表情、JAMESの圧倒的なフィジカル。それぞれの個性がぶつかり合い、解け合う。
アンコールの「FaSHiON」再演と「What You Want」では、MARTINとJAMESが肩を組む瞬間も。
当初の予定ではここで終了だったが、メンバーが「One more?」と聞くと、熱狂するフロア。追加で「GO!」が再演され、熱狂の中でショーケースは幕を閉じた。
ヒップホップでもポップスでもロックでもない、ジャンルを横断するサウンド。そして、制作も振り付けも自らの手で担うセルフメイドな姿勢。彼らが描く”線の外側”には、次世代のポップが生まれる自由の色があった。


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