SKY-HIが率いるBMSG主催のオーディション「THE LAST PIECE」(通称:ラスピ)から誕生した5人組ダンス&ボーカルグループ、STARGLOW。2ndシングルの表題曲「USOTSUKI」は洋楽のロックテイストが随所に輝く、J-POPでもK-POPでもないSTARGLOWのPOPを鮮やかに打ち立てた楽曲だ。


【撮り下ろし写真を見る(ソロカットあり)】STARGLOW

洋楽のロックを愛聴し、歌のスタイルを尖らせてきたADAMが担当したサビをはじめ、5人の新たな表情や個性の広がりがふんだんに詰まっている。Rolling Stoneによる”未来の音楽のあり方”をテーマにした「Future of Music」内の「Future 25」日本代表に選出されただけでなく、NMEによる「The NME 100: Essential Emerging Artists For 2026」に日本から唯一選出されるなど、海外からも注目を浴びるSTARGLOWにインタビューした。

―「USOTSUKI」はいつ生まれた曲なんですか?

RUI:「Green Light」のレコーディングが全部終わった後、みんなでチルしている時に社長(SKY-HI)からデモを聞かせてもらいました。すごくかっこよくてみんなで盛り上がりましたね。

TAIKI:その時はまだ宇宙語みたいな歌詞で、しかもその後かなりビートやトラックチェンジがあったのでかなりイメージが変わりましたね。

RUI:ドリームコア系だよね。

TAIKI:そうだね。ドリームコア系っていうのが一番しっくりくるね。最初から不思議な空間にいるような感覚になる楽曲でした。

―ADAMさんがサビを担当していますが、ADAMさんのルーツである洋楽ロックテイストの強い曲ですよね。

ADAM:はい。これまでのSTARGLOWの楽曲は僕は歌い上げて聴かせる系だったんですが、今回は声を張り上げて叫ぶような歌い方ができる曲で。
自分はルーツがロックっていうこともあって曲の核を担えたらいいなと思いました。すごく好みの曲です。

RUI:ADAMの歌声にばっちりハマってて、鬼に金棒、アンパンマンにバイキンマン、ポケモンにピカチュウって感じです。

TAIKI:その流れだったらサトシにピカチュウにしてくれ(笑)。

RUI:じゃあサトシにピカチュウで(笑)。

―(笑)KANONさんはどうでしたか?

KANON:最初のトラックは1D(ワン・ダイレクション)っぽかったんですが、完成版はドリームコア系になって。霧をかき分けていったら薄暗い中に小屋が見えたような雰囲気ですごく面白い曲だと思いました。僕たちも先が見えない世界を生きていて、後悔もあるし、謝りたいこともあるし、過ちを犯すこともあるけれど、霧をかき分けていくと小屋が見えるよっていうイメージです。

RUI:僕たちが小屋に行き着くためのね。確信になるっていうことだよね。

KANON:そうそう。

GOICHI:僕は今ちょうど観てるNetflixの『今際の国のアリス』が浮かびました。
ゲームのオープニングとか夢の中みたいなイメージがあって。MVもこれまでなかったような不思議な雰囲気で面白かったですね。

―「Star Wish」も洋楽テイストが強かったですが、J-POPでもK-POPでもないSTARGLOWならではのポップの進化系だと思いました。

TAIKI:STARGLOWが生まれた時からSKY-HIさんが「NEW J-POP」っていう言葉を口にしていたんですが、まさにそういう1曲になったんじゃないかって思いました。

KANON:デモの時は英語系の歌詞だったけど、完成版の歌詞はほぼ日本語だったので「どういう曲になるんだろう?」って思ったんです。でもいざレコーディングしてみるとこのトラックでほぼ日本語で、しかもすごくストレートな歌詞なのがすごくSTARGLOWっぽいなと思いました。

―ADAMさんのサビもそうですが、新しい歌の表情がとても出ている曲だと感じました。

GOICHI:2番のサビの直前の〈でも君に会いたい〉の歌は新しい自分を見つけられた気がして、ラスピの時みたいな感覚になりました。あのテイクは一発目に出た歌をそのまま使ってて。切なさを出す歌い方をこれまでやってなかったので成長を感じることができましたね。

―1番の〈君が離れない〉のTAIKIさんの伸びやかな歌もとても良かったです。

TAIKI:ありがとうございます。
今回は技術っていうよりは、とにかく思いっきり歌うことを意識したんですが、それで出た伸びのある歌でしたね。

RUI:僕は歌い方や表情はそんなに新しいことをやってないと思うんですが、まず音域がちょうどよくて歌いやすかったんですよね。リリックもすごく共感できるので、特に思い入れの強い曲としてパフォーマンスの時も気持ちが乗りそうだなって思ってます。

―どんなところに共感できましたか?

RUI:何度か〈ねぇ愛してるよ〉っていうリリックが出てきますが、最後自分が歌うパートで〈愛してたずっと〉になる流れは、戻れない過去にはすがらずにすっと前を向く感じがする。でもちょっと虚しさがある感じがめっちゃ好きで。俺多分ライブで泣きます(笑)。

―それほど感情移入できるということですね。

RUI:はい。シクシク泣くと思います(笑)。

―恋愛の後悔を歌った曲だと思いますが、何か意識したことはありますか?

RUI:メンバーそれぞれの解釈で歌っている感じがするのがSTARGLOWらしくてめっちゃ良いなって思います。目線は合ってるけど個性がしっかり出てる。だからパフォーマンスしてても気持ちいいんだと思います。


KANON:僕は「もっとこうすれば良かった」っていう後悔はあるのでそのことを思い出しながら歌ってました。

TAIKI:僕は「USOTSUKI」のレコーディングの時期に恋愛系の映画やドラマを観ることにハマり出して。登場人物の恋愛に感情移入することで、レコーディングにも良い効果があったと思います。

GOICHI:例えば誰の気持ちになったりしたんですか?

TAIKI:最近は『キンパとおにぎり~恋するふたりは似ていてちがう~』。

RUI:えっ! あれ観てるの?

TAIKI:観てる。

RUI:あれマジで良いよね。なんかかわいい恋愛だよな。

TAIKI:そう。「こういう恋愛っていいな」って。他にも、純愛映画とか学生時代の恋愛映画を多く観るようにしてました。

ADAM:恋愛関係にも他の人間関係にも置き換えられる歌詞だと思うんです。STARGLOWのメンバー5人が5色の解釈をしているように、聴く人が自由に解釈してほしいですね。
それはどの曲にも言えることですが。さっきRUIも言ってましたが、STARGLOWの良いところは同じ歌詞でもそれぞれが自由に解釈をした上で正直に歌やラップに昇華しているところで。曲名は「USOTSUKI」ですが、僕らがやってることに嘘はないんですよね。

RUI: ADAMがサビを歌うっていうのも説得力が出る理由のひとつだと思います。

ADAM:それぞれの解釈が乗っていると思うので、僕の歌い方や表情で僕の解釈を受け取ってもらえたら嬉しいですね。

GOICHI:自分はすごくまっすぐな性格で、歌声にもそれが出ていると思うので、聴いてくれた人が自分の解釈まで読み取ってくれたらいいなって思います。

STARGLOWが語る、新しいグループの強度──ぶつからない個性、重なり合う表現

左からADAM、GOICHI、RUI、TAIKI、KANON Photo by Takuya Maeda

ラスピの審査曲を、STARGLOWとして再構築する意味

―カップリングには「Green Light」と「Blast Off」というラスピの審査曲のSTARGLOWバージョンが収められています。この2曲をSTARGLOWとしてレコーディングすることにはどんな想いがありましたか?

RUI:ラスピの時は「Blast Off」チームと「Green Light」チームに分かれてたので、この5人でやるとどんな色になるのか想像がつかなかったんですが、めっちゃハマったので改めて声の相性が良い5人なんだなって思いました。ライブでもやらせてもらって、どちらもみんなのお気に入りです。

TAIKI:僕はラスピでは「Blast Off」チームだったんですが、ずっと「Green Light」もやりたくて、ラスピバージョンの「Green Light」をサブスクで聴いてたんです。だからすごく嬉しかったですね。

GOICHI:僕も「Blast Off」チームだったんですが、「Green Light」の振付がめっちゃかっこよくて憧れていたのでようやくやれて嬉しかったです。
「Blast Off」はラスピの時にやってるからこそ、絶対に成長を見せないといけないので「どうしようかな」と思ったんですが、ラスピの時とは違う表情でやれたと思います。サビは俺とKANONなんですが、そこも含めてちゃんとSTARGLOWの「Blast Off」になった。「Green Light」も同じくで。それが良かったなって思います。

KANON:僕は「Green Light」チームでしたが、「Blast Off」はめちゃくちゃかっこいいなと思ってプレイリストに入れてたので歌えて嬉しいです。今GOICHIに言われて「そういえば俺サビ歌ってたわ」って思うくらい、これまで自分が歌ってこなかったような曲調で新鮮でしたし、新たなSTARGLOWの姿が見せられたんじゃないかと思ってワクワクしてます。

ADAM:ラスピの時、デビューしたらどういう曲をやっていくのが気になっている中で「Green Light」と「Blast Off」を聞きました。ラスピの時の僕は静かに見えたと思うんですが、内心「マジか! よいしょ~‼」っていう感じで衝撃を受けてました。「Blast Off」は曲としてはすごくかっこいいですが、自分の歌のスタイルとしては「Green Light」の方が合うと思っていたので「デビューしたらやれるのかな」と思って頑張りました。「Blast Off」はダンスブレイクが付いて、ラスピの時とはまた見え方が違うのかなって思います。

―「Blast Off」のADAMさんの〈Well shine world wide〉のパートはすごく振り切ってますけど。ここまで振り切った方が良いという判断だったのでしょうか?

ADAM:あそこはラスピの時とちょっとメロディラインが違うんですよね。SKY-HIさんがラスピの時から「アレンジしていいよ」って言ってくれてたので、自分でアレンジしたことでアイコニックなパートにできて真似してくれる方もいるので良かったなって思います。

TAIKI:オーディションの時からあの歌い方してたもんね。僕も〈街から街 煩わしい噂に〉のラップはラスピの時は割と平坦に歌っていたんですが、日髙さんと話し合いつつフロウを変えてSTARGLOWの「Blast Off」だからこそのものにできたと思います。

―そもそも5人ともが尖ったスタイルを持っているグループとして結成されましたが、STARGLOWとしての「Green Light」と「Blast Off」を聴くと改めてそれが実感できるなと思いました。

GOICHI:この2曲はSTARGLOWへのあてがきじゃないからこそ、自分のスタイルにアレンジした方がいいのかなっていう気持ちが特にありましたね。これからさらにそれぞれのスタイルを追求していけば、一人ひとりスタイルがあってかっこいいけど、集まると最強のグループになれるんじゃないかなって思います。

STARGLOWが語る、新しいグループの強度──ぶつからない個性、重なり合う表現

Photo by Takuya Maeda

―GOICHIさんはスタイルを尖らせることに躊躇がないですよね。

GOICHI:ありがとうございます。謙虚に尖っていきたいと思ってます。

KANON:尖りはするけど、GOICHIが言ってくれたように、「僕はこういうスタイルだけど、他のスタイルがあってもいいよね。みんなで手繋ごうよ」っていうマインドでいたいですね。

RUI:KANONは「ピース、ワン・ラブ」って感じボブ・マーリーの令和版です。

GOICHI:大衆の道とちょっと尖った道があったら、僕らは大衆の道に丁寧に挨拶をしながら尖った道を歩いていきたいですね。

―両方に認めてもらえるグループという。

RUI:マジでそう思います。

TAIKI:アンダーグラウンドのラップも聴くけど、それだけじゃなく幅広い音楽を聴くGOICHIを見ていると、例えば「俺はラッパーだからアイドルの曲は聴かない」とか変なプライドを持ってるのはダサいなって思います。固定観念に縛られずに、自分自身であることが真のラッパーだなって思いますね。

―デビュー曲の「Star Wish」リリース後、「The NME 100: Essential Emerging Artists For 2026」に日本から唯一選出されました。背中を押されたところはありますか?

KANON:びっくりしました。BMSGのアーティストとしても初めてですし、日本のアーティストが選ばれること自体珍しいらしくて。本当にありがたいです。

RUI:めちゃめちゃ自信になりました。

TAIKI:初めて海外の方からも注目してもらってる実感が湧きましたね。

ADAM:海外からも注目していただいていることが早いタイミングで認識できたことでSTARGLOWがやっていることに確信が持ててすごく良かったなって思います。

―先日、SKY-HIさんが取材でSTARGLOWに対して「スキルを教えるというよりは、こういうことをしたらもっと楽しくなるとか、こっちの方向に行った方がいいといった大きな道筋を示していきたい」というようなことを言っていたんですが、実感しますか?

RUI:めっちゃ感じます。社長は音楽シーン全体がどう盛り上がるかをすごく考えているので、俺らもそういうことを世の中に伝えていきたいし、下の世代にも繋げていきたいなって思います。

KANON:日髙(光啓)さんは、例えば細かい演出のアドバイスとかもしてくださいますが、軸には「楽しんでほしい」っていう気持ちがあるって伝わるのですごくやりやすいです。たくさん褒めてくださいますし、モチベーション高く活動ができます。

TAIKI:僕たちが出るバラエティ番組の現場にも足を運んでくださるので愛を感じますし、日髙さんの元にいれば絶対大丈夫っていう安心感がある。「こんなに楽しくお仕事していいのかな」って思うくらい楽しい。同時にBMSGはちゃんと結果を出せているので「付いていきたい」っていう気持ちが増しますね。

―4月から初のツアーとしてファンミツアーが始まります。どんなツアーにしたいですか?

RUI:ファンの方がどういう風に僕たちのことを思ってくれているかを近い距離で実感できるツアーになると思うので、めちゃくちゃ大事な機会にしたいですね。行ったことのない県もたくさんありますし、とにかく楽しみです。

KANON:デビューショウケースに行きたかったけどチケットが外れてしまってやっと会える方もたくさんいると思うので、初めて生で見るSTARGLOWのパフォーマンスとして相応しいものをお見せしたいです。「思ってた100倍すごかった」って感じてもらえるように、とにかく鍛錬していきたいですね。

GOICHI:ファンミだからこそ、音楽だけじゃなく普段の雰囲気が伝えやすかったり、個々にフォーカスを当てやすいと思うので、STARGLOWのいろんな魅力を知ってもらってもっと好きになってもらえたらいいなって思います。

ADAM:STARS(STARGLOWのファンネーム)の皆さんと交流しながらも、2~3年後に「俺たちあのツアーでめちゃくちゃ成長したよね」って思えるツアーにすることが大事だと思ってます。

TAIKI:ライブを観た後に、「またSTARGLOWのライブに行きたい」って思ってもらえるようなツアーにして、これからも明るい未来を歩いて行きたいです。

Edit by Takuro Ueno

STARGLOWが語る、新しいグループの強度──ぶつからない個性、重なり合う表現

Photo by Takuya Maeda

STARGLOWが語る、新しいグループの強度──ぶつからない個性、重なり合う表現

2nd Single
『USOTSUKI』
STARGLOW
配信中・CD発売中

1. USOTSUKI
2. Green Light
3. Blast Off

Streaming & Download
https://starglow.lnk.to/USOTSUKI

CD
https://starglow.lnk.to/2ndSG

特設サイト
https://starglow-sp.com/USOTSUKI/

STARGLOW 1st Fan Meeting -STAR CRUISE-

4月10日(金) 千葉・森のホール21
4月25日(土) 栃木・栃木総合文化センター メインホール
4月29日(水・祝) 静岡・アクトシティ浜松大ホール
5月1日(金) 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
5月2日(土) 京都・ロームシアター京都メインホール
5月4日(月・祝) 宮城・仙台サンプラザホール
5月10日(日) 東京・LINE CUBE SHIBUYA
5月31日(日) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
6月10日(水) 大阪・オリックス劇場
6月12日(金) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール
6月14日(日) 香川・レクザムホール 大ホール
6月20日(土) 福岡・福岡市民ホール 大ホール
7月5日(日) 新潟・新潟テルサ
7月10日(金) 広島・上野学園ホール
7月11日(土) 岡山・岡山芸術創造劇場ハレノワ 大劇場
7月19日(日) 石川・本多の森ホール
7月25日(土) 沖縄・那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場

全席指定:9,900円(税込)
https://starcruise2026.starglow.tokyo/
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