「平成を振り返るには音楽がいい」エイベックスの平成ヒットソングを、気鋭の社会学者・古市憲寿が振り返る!

「平成を振り返るには音楽がいい」エイベックスの平成ヒットソングを、気鋭の社会学者・古市憲寿が振り返る!
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TRFglobeEvery Little Thing、浜崎あゆみ、倖田來未、AAAからピコ太郎まで、平成という時代に次々とヒットアーティストを創出してきたレコード会社エイベックス。そんなエイベックスの平成ヒット40曲を1つにまとめた配信コンピレーションアルバム「平成ヒットavex」(配信限定(※全40曲)Linkfire)。3月にリリースされ、ウィークリーアルバムランキング でレコチョク3位、music.jpでは2位を獲得し、ロングセールスを記録している。収録曲には当時流行っていた映画やドラマ、アニメの主題歌から、CMソングに起用された楽曲がぎっしりと詰まっている。平成初期に一世風靡した名曲から、今SNSなどで爆発的に人気のある曲まで、どれも一度は耳にしたことがある楽曲がずらり。リスナーの様々な平成の想い出を呼び起こしてくれる内容となっている。 今回、社会学者にして、globeや、小室サウンドにテレビなどでも度々言及。フジテレビ「とくダネ!」コメンテイターとしても活躍する古市憲寿が、 “エイベックス” “平成” “ヒット”というキーワードで、「平成ヒット avex」を語ってくれた。
「平成を振り返るには音楽がいい」エイベックスの平成ヒットソングを、気鋭の社会学者・古市憲寿が振り返る!

古市憲寿コメント

テレビや書籍では平成の振り返り特集があふれている。僕もそのブームに便乗しようと『平成くん、さようなら』という小説を書いて、芥川賞候補になった(そして落選した)。 しかし、大上段に平成を振り返る番組を観ていても、いまいちピンと来ない。なぜなら、いくら平成の大事件を羅列されたところで、それは必ずしも個人の人生にとって重大な出来事だったとは限らないから。 たとえば「バブル崩壊」や「リーマンショック」は、日本経済には大きな打撃を与えたが、必ずしも全ての国民が影響を受けたわけではない。平成時代に起こった大震災やテロも同じで、地域や世代によっても、その受け止め方は様々だっただろう。 多くの人にとっては、新聞で一面を飾るようなニュースよりも、恋愛や失恋、結婚や離婚、子どもの出産や親との死別といった個人的な出来事が「平成の重大事件」であったはずだ。だから、多くの平成特集は失敗している。実際、平成をテーマにした本はあまり売れていないし、テレビもあまり視聴率を取っていない。 しかし例外がある。音楽だ。平成を振り返るには音楽がいい。 なぜなら音楽は時代を映すと共に、最終的には個人に寄り添うものだから。国中が熱狂したヒット曲を聴くことは、それを聴いていた自分を思い出すことでもある。 「平成ヒット avex」には、平成時代を彩ってきた40曲のヒットソングが収録されている。曲を再生してみると、驚くほどその時代のこと、その時代を生きていた自分のことが蘇ってくるはずだ。 たとえばglobeの「DEPARTURES」。「どこまでも限りなく 降りつもる雪と あなたへの想い」というサビは、僕たちを一瞬で1995年から1996年の冬にタイムスリップさせてくれる。当時、スキー場でこの曲を聴いたという人もいるだろうし、「JR SKISKI 」のCMを思い出す人も多いだろう。 僕は、友達から「DEPARTURES」の収録されたアルバム「globe」を借りて、最後のサビにいく前の「あなたが私を 選んでくれたから」の箇所が好きすぎて、何十回もリピート再生していた。 他の収録曲にも、数え切れない記憶がこびりついている。

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