石丸元章「半径168センチの大問題」
テレフォンセックス選手権@ネイキッド
高樹沙耶さんと正高さんと大麻についてネット対談 ☆ 悲しいお知らせがあります。 去年の大晦日で、家の近所の銭湯が廃業した。その風呂屋で自分は脳卒中になって、風呂屋に救急車呼ぶのもアレだからと、あわてて服を着て帰ったという思い出の銭湯なんだけれどそれはいいとしてーー 令和になったからこそ、自分は皮問題について言いたいんだね。皆、ちんぽの皮を、80年代～の"コンプレック商売"に踊らされて、いまだに笑ってる。 ちんぽの皮を、そうしたマーケティングの中でしか理解してないんじゃないかい。ちんぽの皮を笑い者にするのは、もう責任ある大人としてやめようとーー風呂屋の廃業にあたり、それを言いたい。 わたくしね、1年で170日くらい銭湯に行くんだけれど、まわりを観察してて。いわゆるフィールドワークを3年続けてわかった。ちんぽの皮とか包茎とか気にしてるのは、みうらじゅん的なサブカルの影響下にある連中ばかりだよ。 ゴツい職人とかシブいジジイとか、毛むくじゃらなおっさんとか、もうぜーんぜん気にしてない。というか、ふつーに一定で包茎なんだよ。 調査によると28%～36%(当社による調査)。調べてみると、雑誌に包茎の広告が載り始めて、テレビやなんかで笑われ始めたのって80年すぐくらいからなの。 ハゲ系もそうよ。劣等感マーケティングっていうの？ 人のコンプレックスを巧みに刺激してビジネスにするモデル。それが始まったのがそのくらい。 ハゲは消極的だ、とかちんぽの皮は恥ずかしいとか、現在でも、ライザップデブとか。たとえば、デブは自信なさげだとか、恥ずかしいとか、そういうコマーシャリズム発の産業的なイメージ操作に易々と乗せられてきた源流が、80年代サブカルの弱さだと感じてて、55歳になった自分は断固として反対したいね。ハッシュタグ#chim poo です。
今年もよろしくー@ネイキッドロフト
雑司ヶ谷にて。ロマンさんとバースト編集長の曽根くん ☆ スガシカオ聴こうかな。 ☆ 『Welcome to ザ リアルワールド シリーズ』という、最近、新しい風景写真作品を撮っている。
ウェルカム トゥ・ザREALワールド！ ☆ 久しぶりに麻酔をした。歯で。キツかったわー。電気メスのジリジリいう音と、肉の焼ける焦げた臭い。それから歯茎を剥がして、歯の付け根の骨を剥き出しにして、金属の道具でゴリゴリ削って。口の中を覗き込んでる先生の顔が怖いの。まるでスプラッター。血が吹き出して、先生の顔にかかって血みどろで。薄目で見てると、アシスタントの衛生士の女性が可愛らしくて、で思い出した。そういえば朝精子飲んだばかりなんだけど、ねっちょー。まさかバレないよな。すると、奇跡のように精子ちゃんたちの小さな声が聴こえてきたんだよ！ パパ～パパ！ すごいことになってるよ口の中！ 歯の隙間で生き残ってた子供たちだ。その後すぐに、あれ～！！！ という悲鳴を残して、唾液を吸い取る機械で吸い取られていっちゃったけれど。 神経を抜いて、歯茎をまた被せて縫って。はあはあはあ。きつかった……続きはまた来週だって。I have a ドリーム！ いっそ動画に撮っておけばーーオロスコに匹敵するショッキングムービーだったかも。
東京キララ社正社員。社保。家、車、ハーレー所有。お嫁さん募集中 ☆ 人の死に「早過ぎる、」とか言ってる人がいるけれど、人の生き死にに早い/遅いとかあるのかな。丁度いいとかさ。いつも耳にするたび、微妙な気持ちでーー 拒否してる。一昔前に、結婚はまだ？ と悪気もなく聞いてくる親戚のおばちゃんがいて、同じ種類の無神経を感じるんだよな。くり返すけど人の死に、早いも、丁度いいも遅いもないじゃん。 そんなことは本人にしか言えないことで、死人に口なしで他人が決めつけてるんじゃないよ。みたいな。 朝6時半で時間が止まったままみたいな雨の空。朝から幡ヶ谷の代々幡斎場で葬儀でさ、今日。 時雨るるや黒衣の裾の静かなり ☆ I have a ドリーム！ パパ～パパ！ 子供たちの声が聴こえる。
豊洲ピットKOKは2000人の大イベントだった
雑司ヶ谷のターキーに行ったら、玉袋さんの番組の痕跡があった おばんでやす。今、深夜1時17分だけれど、秘密の告白したくて。
じつは、昨年の暮れ11月から、自分の精子飲んでるんですよ。ち、ちょっと待って、理由があって。変態じゃないんですよ。 なんかね、自分の精液を飲むと願い事が叶うって都市伝説が中学生男子に流行ってて。いやいや、ほんとに。令和最初の本格都市伝説ね、全国的に拡散してる。
これを検証してみようと。いわゆる一つのフィールドワークというか。 2ヶ月飲み続けて見えてきたことがあって。昔ね、キング牧師という人がいたんですよね。アメリカの黒人で、ブラックアメリカンの平等を訴える公民権運動の指導者だったんだけれど。その人は「I have a ドリーム！」と、演説で高らかに夢をスピーチしたけど、もしかして中学生達は、夢の持てないこの国で、デモでも集会でもなくたった1人で、熱い願いを訴えているのではないかと。
それがつまり「自分の精子を飲むと願いが叶う」説ですよ。 キング牧師が、自分の精子を飲んでいたかは知らない。でもーー I have a ドリーム！ 自分の精子を飲むと叶う。 わたくしの願いは1億円の宝くじが当たりますように！ 精子ちゃん頼む！ と、この話をすると、皆が、とくに男が「キモイッ！」とに変態を見るような目で、こっちを見る。そんな目で見るなよ。言うまでもなく確かにキモいよ……ネッチョリして。
でもお前だって、人に飲ませたことがあるだろう。それに、キモいのはおれじゃなくて精子だよ。 I have a ドリーム！ 美味しいの？ どんな味がする？ と聞かれることもあるんだけど、「美味しい/まずい」というよりひたすらキモいよ。 それでもね、今2ヶ月くらいだけど続けてたら、だんだん気持ちがわかってきた。なんつーの、精子って本質的には命じゃん。丸めて捨てるとかセツナイよ。
だからパパ飲むよ！ と。じつは最近、精子たちの声が聴こえるようになってきて。パパ～！ パパ～！ うっと出た瞬間、声が聴こえるんだね。パパ、パパ、パパ～！ 2億数千マンの小さな白い命がいっせいに。で、ずっと声を聴いてると賢者モードで飲みたくなくなっちゃうから、1億円1億円……と口に入れると、ぼくたちはまたパパに帰るんだね～と。ちいさな声で無数に、パパ～パパ～、パパ～と。
そう、飲むんじゃないんだ、この子たちはパパの中へ帰るんだ、と。 命ってセツナイよ。 根本敬さんのマンガに『タケオの世界』という傑作があってね。 遠洋漁業でマグロ船に乗ってた船員が、ある夜、甲板で精子を飛ばしたら、偶然上空で実原子爆弾の実験があってピカっ！ と爆発して、その放射能を浴びた影響で、精子が単体で生命を持ち人間として生きることになるーーというね。いろいろあってタケオは、成人してシャンソン歌手になるんだけれど。そのマンガのリアリティが、最近わかる。
パパ～！ 女の子はえらいよな。飲んでと言われたからって、正直きもいよあれ。他人のなんてムリ！ ムリムリムリ！ ぜったいムリ。オノレのが限界。
