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【スペクトラム プロフィール】 キャンディーズのバックバンド「MMP」(ミュージック・メイツ・プレイヤーズ)、日本初のホーン・ユニット「ホーン・スペクトラム」などの活動を経て、新田一郎(tp、vo)をリーダーとして、兼崎順一(tp)、渡辺直樹(b,vo)、西 慎嗣(g,vo)、岡本郭男(ds)、奥 慶一(key)、吉田俊之(tb)らでスペクトラムを結成。のちに今野多久郎(perc)が加入。 各メンバーはそれぞれ、サザンオールスターズのサポートや、様々な音楽シーンの最前線で活動する精鋭揃いで、1979年8月、アメリカLA録音による1stアルバム発表のレコード・デビューから、1981年9月に行なわれた日本武道館での解散コンサートまでの約2年間、3管のホーンをフロントに、タイトで歯切れの良いブラス・サウンドを打ち出し、後にAB'Sを支える最強リズム・セクションによる躍動感溢れるグルーヴ、超人的な演奏テクニックに裏付けられた綿密かつ高度な音楽性と創造力を武器に、シカゴやブレッカー・ブラザーズ、海外のファンクやディスコ、P-FUNKなどを手本としながら、ファルセット(裏声)中心のボーカル、16ビートのリズムなど、ブラック・ミュージックのスタイルを日本の歌謡界にいち早く導入した革新性、妥協のない音質の追及、派手な甲冑衣装で楽器演奏しながらのダンス~ライブ・パフォーマンスなど、ビジュアル的に見せる要素を重視したエンターテイメント性、TVなどのメディアへの積極的な露出などは、他に類のない特異的な存在であり、唯一無二のブラス・ロックバンドとして今も高く評価されている。日本の音楽シーンのレベル・アップに確実に貢献したその功績は不滅である。