天才・ビートたけしが語る毒だらけの現代評論『コロナとバカ』が発売される。 本書「はじめに」より «この本では、 コロナきっかけに炙り出された「バカ」たちの話をしていく。
このところ、 政治の世界も、 経済の世界も、 芸能界だって首を傾げることだらけだからね。 そして、 志村けんちゃんや、 いろんな大事な人との別れによって、 オイラの心の中に生まれた「小さな変化」についても語りたい。 »
コロナきっかけに炙り出された「バカ」たちを一刀両断。 2020年、 新型コロナウイルスは我々の日常を一変させた。 非日常の生活は、 これまで隠されていたニッポン人の「愚かさ」「醜さ」をも炙り出した――。 パフォーマンス先行で右往左往する政治家たち、 感染拡大でも「五輪」「万博」にすがる経済界、 不倫報道に一喜一憂の芸能界、 そして世界の動きに見て見ぬふりのニッポン人。
ああ、 どこを見渡してもバカばかり。「おいおい、 この国本当に大丈夫か」政治家、 芸能界、 コロナ騒動など天才・ビートたけしが毒全開で一刀両断する。

本書に登場する残念な人たち

国民に外出自粛をお願いしておいて、 自分の妻には言えない前総理大臣 スイーツやコミック好きをアピールして「かわいいオジサン」ぶる現総理大臣 政権批判ブームが終わったとたん、 すっかり黙りこんでしまった芸能人 総理大臣が辞めるとなった途端、 ご祝儀で支持率をアップさせる日本人 世襲なのに「自分の手柄」と勘違いしている政治家 コロナでも営業しているパチンコ店を実名公表して宣伝してしまった府知事 パフォーマンスばかりで大したことやってない都知事 交通事故で人を死なせておいて、 「車の誤作動だった」と言い張る老人 手間と時間をかけて「GoToイート錬金術」で小銭を稼ぐ貧乏人 SNSで人を叩くくせに、 面と向かっては何も言えないネット民 大谷翔平や藤井聡太を見て、 「自分の子も」と考える親 小学生の「あだ名」を禁止して、 イジメを止めたと思ってる教育委員会 ・・・まだまだ出てくるバカばかり。