
※写真は海外仕様車を含むため、実際とは異なる場合があります
ここ数年スーパーカーのデザインに異変が起きている。率直に言えば、格好いいクルマが増えてきた。
それ以前はエアロダイナミクスを優先するあまり、見た目に違和感を持つものは少なくなかった。極端に大きなタイヤハウスやカクカクしたデザインのバンパー、それにボディサイズと合わない巨大すぎるリヤウィングを装着するといった感じ。それらはサーキットからのフィードバックを市販車に取り入れたもので、時速0~100㎞加速や最高速度を記録する意味では効果的だが、見た目にエレガントとは言いづらかったりする。
その中で唯我独尊のごとくスタイリッシュさにこだわってきた〈ランボルギーニ〉だが、最近のモデルではさらにその格好よさに磨きがかかった。奇をてらっていないオーセンティックさに加え、今回スポットライトを当てているテメラリオのようなスーパーカー然としたシルエットも特徴。個性的なロー&ワイドな見た目が、今にもマッハで走り出しそうな雰囲気を醸し出している。
それでいて〈ランボルギーニ〉の血統を主張する、ヘキサゴン(六角形)デザインを各部に取り入れている点も見逃せない。ボンネットが低くて短いミッドシップレイアウトにヘキサゴンが組み合わされれば、どこから見ても〈ランボルギーニ〉。デザインでこれだけアイデンティティを打ち出せているところもまたスゴイのだ。
もちろん、それでいて風洞実験を綿密に繰り返すなどエアロダイナミクスにも抜かりはない。モトGPからインスパイアされたリヤのディフューザーを含め、優れた空力特性とワクワクさせるスタイリッシュなフォルムを両立させている。
SPECIFICATIONS ランボルギーニ テメラリオ
●全長×全幅×全高:4706×1996(ミラーを除く)×1201㎜
●ホイールベース:2658㎜
●車両重量:1690㎏
●エンジン:水冷式V型8気筒DOHCツインターボ(大型ターボチャージャー付き)
●総排気量:3995.2㎤
●エンジン最大出力:800CV/9000-9750rpm
●エンジン最大トルク:730Nm/4000~7000rpm
●モーター : アキシアルフラックスモーター(フロント2基/リヤ1基)
●モーター最高出力:220kW/3500rpm
●システム総合最大出力:920CV/677kW
●駆動方式:4輪駆動
●トランスミッション:8速
●乗車定員:2名
●価格:要問合せ 【『Safari』10月号は好評発売中!】

INFORMATION
●ランボルギーニ カスタマーセンター
TEL:0120-988-889
※『Safari』10月号194~195ページ掲載
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文=九島事務所 text : Kushima Office