社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は7月1日、新潟県警察、神奈川県警察が同日までに、ニンテンドー3DS用ゲームソフトおよびPlayStation4用ゲームソフトのセーブデータの改造代行をしていた男性らを、ゲームソフトのセーブデータに施された技術的制限手段を回避する役務を提供したとして、不正競争防止法違反の容疑でそれぞれ摘発したと発表した。

男性らは、インターネットオークション・インターネット販売サイトにおいて「最強データ」などと説明・出品した上でセーブデータの改造代行を行い、購入者に代わってニンテンドー3DSおよびPlayStation4のゲームソフトに施された技術的制限手段を回避するサービスを提供したとして、改正不正競争防止法を適用した初めての摘発となった。


改正不正競争防止法は2018年11月29日の施行により、技術的制限手段の保護対象として、従来から対象であった映像やプログラムに加え、「データ(電磁的記録に記録された情報)」が追加された。これにより、ゲームソフトのセーブデータを改造するツールやプログラムの譲渡、セーブデータの改造代行、ゲーム機器の改造代行を行うことも不正競争行為と定められている。

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