株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は4月30日、「PowerDNS Recursorの脆弱性情報(CVE-2024-25583)」が公開されたとして注意喚起を発表した。

 これは4月24日(中央ヨーロッパ時間)、「PowerDNS Recursor Security Advisory 2024-02」として公開されたもの。
この脆弱性(CVE-2024-25583)はPowerDNS Recursor 4.8.7、4.9.4、5.0.3に存在し、これより前および後のバージョンは影響を受けないとしている。

 該当するバージョンでは、フルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)PowerDNS Recursorにおいて、フォワーダーとして設定されている場合に、特別に細工された応答によりサービス不能(DoS)攻撃が可能になる可能性がある。危険度は「High」としている。

 PowerDNSでは、アドバイザリの公開とともにPowerDNS Recursorの新バージョンとして4.8.8、4.9.5、5.0.4をリリースしており、バージョンアップを呼びかけている。

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