防衛省は4月26日、陸上自衛隊で発生した特定秘密情報の漏えいについて発表した。

 これは2023年7月16日に、北部方面隊隷下の部隊指揮官が上富良野演習場で行われた訓練で指示・伝達を行う際に、特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員15名に対し特定秘密の情報を漏らし、特定秘密の保護に関する法律(平成25年法律第108号)及び特定秘密の保護に関する訓令(平成26年防衛省訓令第64号)への違反が判明したというもの。
当該部隊指揮官は、指示・伝達の後に、自らの発言が特定秘密に該当する可能性があることを認識したものの、部下隊員から二次漏えいの防止のための措置を実施した旨の報告を受けたことをもって上級部隊への報告を要しないと誤って判断し、これを怠ったことを確認している。2023年7月21日に、同省に情報提供があり発覚した。

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