NTTテクノクロス株式会社は7月9日、匿名加工情報作成ソフトウェア「tasokarena」にWord文書のマスキング(墨塗り)ツールを強化した新バージョンを7月16日から販売すると発表した。

 同社が2018年7月から販売している「tasokarena」は、NTT社会情報研究所が開発した匿名化技術を活用し、パーソナルデータの特性や利用目的に応じた匿名加工情報の作成を支援するソフトウェアで、自治体や行政機関で文書に含まれる機密情報をマスキングするツールとしても活用されている。


 新バージョンでは、GUIによる操作性向上や目視確認の簡便化を図り、Word文書のマスキング機能を強化している。その特長は下記の通り。

1.一連のマスキング作業がGUIにより直感的に実施可能
マスキング対象箇所の抽出、文字置換、ハイライト表示などの一連のマスキング作業がGUIにより直感的かつ効率的に実施可能に

2.目視確認をサポートするハイライト表示
マスキング対象箇所を自動で抽出・ハイライト表示し、見落としのないよう目視確認をサポート

3.マスキング対象箇所を同じ文字数で一括置換し、レイアウトを維持
Word文書のレイアウト崩れを抑制するため、マスキング対象箇所の文字数や全角/半角を識別して同じ文字数で一括置換

 「tasokarena」の価格は、匿名加工ツールとマスキングツールで構成されたスタンダード版が初年度95万円~/年から、2年目以降は90万円~/年となっている。

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