独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は8月28日、インターネットサービスへの不正ログインによる被害の増加について発表した。

 IPA情報セキュリティ安心相談窓口では2025年7月に、Instagram、Facebookなどのサービスに不正ログインされ、自分ではログインできなくなったというような不正ログインに関する相談が、これまでで最多となる144件寄せられているという。


 IPAでは、不正ログインの要因として「単純なパスワードを推測される」「特定のインターネットサービスから漏えいしたパスワードを使われる」「フィッシングサイト等に騙されて悪意ある第三者にパスワード等を教えてしまう」の3つを挙げ、その攻撃手口について解説している。また、相談の多い手口として、インスタグラムへの不正ログイン事例を紹介している。

 IPAでは日頃の対策として、「パスワードは長く複雑にして使いまわさない」「多要素認証の設定」「フィッシングやマルウェアへの注意」「パスキーの利用」を挙げている。

元の記事を読む

編集部おすすめ