日本人の非常に細かい仕事ぶりは、中国では匠の精神と称賛されているが、中国メディアの快資訊は12日、日本人はエアコンを取り付ける仕事まで「こんなに細かい」と驚きとともに紹介する記事を掲載した。
記事によると、同じくエアコンを取り付けるのでも、日本と中国とでは「美観」が違うそうだ。
この点で、日本の業者は仕事が細かいと筆者は称賛している。ネット上で、ある日本の業者がエアコンの取り付けを動画で配信しているのを見つけたそうで、日本には「エアコンの配管を隠す専用のカバー」があると紹介した。エアコンの配管は、日本では配管をテープでまとめて仕上げるのが一般的だが、美観が気になる人は取り付け時にオプションで化粧カバーを付けることができる。
この化粧カバーは、室内は主に美観のためで、室外機側に取り付ける場合は見栄えのほか、劣化から守る目的もあるようだ。日本にはエアコンに限らず、住宅に使用する同様のカバーが多く市販されている。
記事では指摘していないが、中国ではエアコン設置の際に開けた穴をふさぐことはないので、配管の隙間から外が見えるほどだ。エアコンを取り外した後、穴を埋めずにそのままにしていることもある。業者はあくまで工事をするのが仕事なので、美観が気になる場合は自分で工夫するほかないようだ。こうしてみると、日本は工事業者も利用者の立場に立ったサービスを提供していると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)