日本には、国民が安心して暮らせるための社会福祉制度が整っていると言えそうだ。中国メディアの捜狐はこのほど、「日本は世界から羨ましがられている」と日本の社会福祉制度を称賛する記事を掲載した。
記事が挙げた1つ目は「健康保険」だ。診察も薬も保険がきくので、重い病気でも病院に行けると伝えている。医療に関しては、少子高齢化を受けて子どもの医療費を無料にし、高齢者には様々な健康診断を無料で提供していると感心している。
2つ目には「育児」を応援する制度を紹介した。日本には、出産育児一時金、産休・育休の制度、ひとり親家庭への補助など、出産や育児に関係する支援が非常に多い。最近では中国にはまだない「幼児教育・保育の無償化」まで始まったと紹介し、いかに日本の制度が子どもを持つ親に至れり尽くせりかを伝えている。
3つ目は「年金制度」を紹介した。中国にも年金制度はあるが格差が大きく、2035年には積立金が底をつくとの試算があり、日本以上に将来が不安視されている。
中国にも様々な制度があるが、貧富の差がますます広がっているのを見ると、貧しい人々を救済するには至っていないようだ。日本の社会福祉制度は、中国の良いお手本になりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)