日本にはきれい好きな人が多く、訪日中国人は「道路を走る車もピカピカだ」と驚くようだ。その割に、中国に多い「洗車専門店」を日本で見かけることはあまりない。


 中国メディアの快資訊は25日、日本人は中国人と違って「あまり洗車をしない」と紹介する記事を掲載した。日本では、3つの理由で洗車の必要がほとんどないのだと伝えている。

 1つ目には「環境」の違いがあると指摘した。日本は周りを海で囲まれていてほこりが少なく、雨も多いので「車が汚れず、ほこりがたまっても雨が流してくれる」と主張している。

 2つ目は「道路がきれい」なことだ。道路にごみが落ちていないので車が汚れにくく、日本に多い軽自動車は排気量が小さいので、そのぶん空気が汚れず、車があまり汚れないとした。

 3つ目に、日本では「ガソリンスタンドのサービスが良い」と紹介している。ガソリンを入れるたびにサービスで窓を拭いてくれ、車内のごみを捨ててくれるので「普段から汚さないように気を付けていれば、あえて掃除しなくて済む」と伝えた。

 中国では自分で洗車する人は少なく、専門の業者に頼むことが多いのだが、大陸性気候で乾燥しがちで、黄砂も多い中国は確かに車が汚れやすい環境にあると言える。しかし、日本でも洗車はしっかり行っている人が多く、ある調査によると4人に1人が1カ月に1回洗車していると答えたそうだ。日本の車がいつもピカピカなのは、洗車しなくても済んでいる要因もあるだろうが、きれい好きでまめな人も多いからだと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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