新型コロナウイルス流行前の2019年に日本を訪れた中国人は959万人4300人に達し、過去最高を記録したことからも分かるとおり、日本は中国人に人気の旅行先だった。中国メディアの快資訊はこのほど、日本を初めて訪れた中国人たちは「3つの事実に驚いていたものだ」と紹介する記事を掲載した。
記事はまず1つ目の点として「日本の治安が非常に良いこと」を挙げ、これは、多くの中国人にとって驚きだったと紹介した。中国では窃盗が多いためか、窓という窓に金属製の格子が設置されているが、日本では一部の小窓を除いてまず見かけることはない。また、カフェなどで「日本人がかばんを置いたまま席を立つこと」も驚きだったとした。これが中国だったら席に戻った時には、かばんがなくなっている可能性が極めて高い。
2つ目は「水道水を直接飲めること」だ。中国では水道水は沸かさないと飲むことができず、直接飲んだらお腹を壊すことは必至だ。また、地域によっては大雨の後などは水道水が濁ってしまうこともよくある。この点で日本は、自宅のみならず公園などでも直接、水道水が飲めることに中国人は驚いたようだ。
3つ目は「公共の交通機関が時間に正確なこと」で、特にバスが時間に正確なことに驚いたという。中国のバスには日本のような細かい時刻表はなく、事前の通知もなく間引き運転されることもあるので、いつまで待ってもバスが来ないことも珍しくない。また、列車の遅延は日常茶飯事だ。
日本と中国の違いはほかにもたくさんあるが、いずれにしても中国人の常識は日本の常識ではないと言える。記事が紹介したことは日本の良い面での違いばかりであり、中国としては学ぶに値するのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)