まじめで細部にまで配慮できるのは日本人の良いところだが、では日本人の配慮はどのくらい「行き届いている」のだろうか。中国メディアの快資訊は15日、「日常生活で感じられる日本人の細かさ」をいくつか紹介する記事を掲載した。


 記事はまず、日本人の細部にわたる配慮は中国でもよく知られており、評判が高いと紹介している。ある人がネットで紹介した「日本の空港で、客の荷物が丁寧に扱われている」ところを撮影した動画はまたたくまに広がり、「我々もこういうサービスを受けたい」と絶賛の嵐だったと伝えた。

 では、日本ではどのくらい「細部にまで配慮」が行き届いているのだろうか。記事は「社会的弱者が普通に生活できる」と指摘している。目や足が不自由な人、高齢者、小さな子どもを連れた人などが「普通に」生活できるような配慮がいたるところで見られると称賛した。例えば、牛乳パックには開け口にくぼみ(切欠き)が付いていて、牛乳とその他の飲料を区別できるようになっていることや、トイレにはチャイルドシートがあること、銀行には異なる度数の老眼鏡が用意してあることなど、バリアフリーが徹底しているとした。

 日本の細かさは、生活を便利にしているだけでなく、うるおいも与えてくれているという。生地の中国人筆者は、ヨーグルトのふたを取ると「今日も良い一日でありますように」と印字してあることや、たたむと「たたんでくれてありがとう」の文字が出てくる豆乳のパック、さらには歩いているだけでも足元の美しいマンホールが目に飛び込んでくることなどを紹介した。それで、日本の商品には利用者の心をほっこりさせる工夫が感じられ、優しい「細かさ」であふれていると伝えた。

 記事は、「だからこそ日本には世界から称賛される匠の精神があるのだろう」と締めくくっている。生活をより便利に、居心地よくするために、ますます日本人の「細かさ」を発揮させていきたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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