記事は、多くの日本のマンガ、アニメに登場する女子高生は短いスカートの制服にショート丈または膝より高いハイソックスを履いていることが多く、現実の日本でもこの組み合わせが女子高生のスタンダードになっていると紹介。
そして、ルーズソックスは登山用の靴下を改良したものであると言われており、1990年代に日本の一部地域で女子高生が着用したところまたたく間に東京や大阪を始めとする全国各地に普及していき、女子高生の象徴的なアイテムになったと説明。ルーズソックスは通常の靴下よりも遥かに長く、適度に縮めて膝下から履くのが一般的であり、そのために「ソックタッチ」など糊状の靴下止め製品が必須だったとしている。
また、ルーズソックスは90年代から流行り始めていた丈の短いスカート制服と抜群の相性を見せたとし、当時の女子高生たちは分厚くてダボダボなルーズソックスを履くことで足をきれいに見せようとしていたと伝えた。一方で、足が太い人が履くとさらに太く見えてしまう、汚れやすいといった問題もあり、今ではブームは下火になっていると紹介した。
今の30代後半から40代前半の世代にとっては、女子高生といえば「ガングロ、茶髪、ルーズソックス」だろう。記事は、その出で立ちを今振り返ってみると「決して美しくはない」と評した。一方で「それでもルーズソックスは確かに長い時間流行し、時代を象徴するアイテムなのである」とし、今でもルーズソックスを着用する女子をたまに見かけると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)