中国メディア・海外網は6月30日、日本で丸くない角型のスイカが1つ1万円で販売されたと報じた。
記事は、香川県で同日より特産品の「四角スイカ」が市場に並び、1つあたりおよそ1万円の値がついて販売されたと紹介。
また、現地の農協の話として、今年は雨が少なく昼夜の温度も小さかったことから、スイカの生産量は昨年より30%ほど多くなっており、品質も良いと説明。1つ1万円ほどの「四角いスイカ」は主に東京周辺や関西地方に向けて出荷される予定だとした。
「中国では果物を500グラム単位の目方で買うが、日本では1個1個に値段がつけられる」「日本の果物は非常に高価で日常的に食べることができないので、中国旅行にやってきた日本人はバイキング料理で果物ばかり取る」「中国を訪れた日本人は、スイカの値段の安さに感動する」など、中国のネット上には日本の果物が「貴重品」であることを紹介する文章がたくさん存在する。
逆に、日本でスイカが1つ千円単位で売られていることに対して驚きを隠せなかった中国人観光客も少なくない。中国では「スイカは水代わり」と言われるほど夏場には大量に市場に出回る安価な食べ物だからだ。中国人が1つ1万円という値段を聞けば「信じられない」というリアクションが返ってくるだろう。
そしてまた、この「四角スイカ」は甘みが薄く食べてもおいしくないため、専ら観賞用として販売されているとのこと。これには「食えもしない見るだけのスイカにどうして1万円も払うのか」と不思議がる中国の人もさぞや多いことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)