四川で肉食恐竜の足跡の化石が発見された。これまでに見られない特徴から新種の小型恐竜とされ、学名が付けられていたが、発見者の意向で「ドラえもん」の主人公「のび太」にちなんで、「エウブロンテス・ノビタイ」と名付けられたという。
たとえば、「ドラえもんの作者は国際的で平和主義の人。国など関係なく好きのものの名前を使えるのはまさに、藤子不二雄の精神と同じ」、「命名の元になったアニメ『のび太の恐竜』はドラえもんの長編作品の第一回目のもの。平和を愛する内容は私達の子供のころに大きな影響を与えた素晴らしい作品。私自身この作品からすばらしい価値観を学んだ。こうした作品がもう一世代前に生まれていたら、第二次大戦時の日本の状況は違っていたのではないか」などといった意見も見られた。
さらに、反日的な意見に対しても、「こうした良質な作品と国家間の事柄を結びつけて考えるべきではない。今回の命名には素晴らしい作品、すばらしい作者への敬意を感じる」などといった返答のコメントが見られた。
こうしたコメントからも、中国にもドラえもんファンが多く、幼少期からドラえもんを愛している人が多いのがわかった。また、ドラえもんの持つ「平和主義」に影響を受けている人もかなりいるのがわかった。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)