中国人は海外での中国に対する評判や評価を気にするところがあるが、残念ながら現状ではなかなか良い評判を得られずにいるようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、ラオスにおける中国の評価について紹介する記事を掲載した。
配信者は、ラオスで商売を行っているという中国人男性だ。配信者によると、ラオスに住む外国人の出身地は、中国、ベトナム、タイの3カ国がトップ3で、なかでも中国人が最も多いという。しかし、ラオスにおける好感度はこの3カ国のうち最も低いそうだ。なぜ中国人の数は多いのに、好感度ではタイやベトナムに及ばないのだろうか。
まず、タイとラオスの関係について配信者は、「血縁関係」であるかのように親密な関係だと紹介した。言葉もよく似ていて方言程度の違いしかないという。また、ラオス人の多くがタイのテレビ番組を楽しんでおり、貨幣ですらラオス国内でタイバーツが流通しているほどで、タイ製品はラオスで高い人気になっていると伝えた。文化面でタイから大きな影響を受けていると言えるようだ。
ベトナムについては、ラオスにとって「一衣帯水」の国で、歴史的に密接な関係を保っている「革命同志」だと紹介した。両国ともかつてはフランスの植民地化だったが、独立に際しての革命運動でラオスは常にベトナムの指導を受けていたという。ラオスの革命成功はベトナムの援助のおかげでもあり、中越戦争時にもラオスはベトナムを支持していたほどだと説明し、政治面での影響力の強さを強調した。
では、なぜラオスでは中国に対する評判が良くないのだろうか。