第二次大戦の敗戦後から現在まで、日本は様々な紆余曲折を経験してきた。中でも、日本がバブル崩壊を経験してもなお、今のようは経済大国であり続けているのは一体なぜか、中国メディアのテンセントが分析している。
まず記事は、日本が戦後に短期間に経済復興を成し遂げたことで、多くの弊害があったと分析している。当時の日本は、「かつてない好景気を成し遂げ、不動産価格、株価も高騰していた。多くの人が、この状態はこの状態はずっと続くという幻想に酔いしれていた」。しかし、現実には90代にバブル経済が崩壊、株価も不動産価格もみるみる下落した。結果、不動産や株式に投資していた人々は深刻な打撃を被った。
記事は、「この経験を通し日本は“技術力こそ財産”ということを思い知らされた。結果、現在の日本は医学、テクノロジー、デジタルなど様々な分野で引き続き世界のトップレベルを維持している。」とまとめている。記事は、まとめとして「日本はたしかにバブル経済の崩壊を経験したが、そこから重要な教訓を学んだ」と述べた。
こうした記事からも、現在不動産価格が高騰を続けている中国への懸念が見え隠れする。中国の不動産価格の高騰はすでに危険水域に達しているとの見方もある一方、政府もなんとか軟着陸の方向性を探っているようだ。バブル経済崩壊を経てもなお、堅調な経済成長を見せる日本に、中国もみならうべきということだろうか。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)