中国人は何かにつけて「大きなもの」を好む傾向があり、何事においても「大小」を比較するのが好きなようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、「もし日本と韓国を欧州に置いたら、どのような地位になるのか」と題する記事を掲載した。
記事はまず、中国は日本と韓国と比べるといかに大きいかを強調した。人口は日本の11倍以上、韓国の27倍以上で、国土面積は日本の約25倍、韓国の96倍だと指摘し、経済・軍事のいずれも中国が圧倒的な力を持っていると豪語した。
中国は国土も人口も世界有数の規模であるがゆえに、日本と韓国はどうしても小さく見えてしまうと指摘する一方、その日韓も「欧州の国と比較してみると印象がずいぶん変わり、小さいどころか、大きく見えてくる」と強調。国土面積では、日本は欧州では上位に入り、韓国も中の上の位置になるので決して小さくはないとしている。人口でも日本はロシアに次ぐ人口で、韓国も欧州では上位に属すると指摘した。
また、経済面でも日本は世界第3位であるがゆえに「日本が欧州にあったとすれば間違いなく1位」と指摘。韓国も2020年は世界第10位であったため、欧州では5番目になるほどの実力だと伝えた。さらに軍事面でも、日韓には核兵器がないという弱点があるとはいえ、通常兵器ではその先進性や規模でロシア以外の欧州諸国を上回っており、かなりの実力だと評価している。
記事は、多くの中国人にとって日本と韓国は「小さく見えてしまう」が、それは中国が大きすぎることが理由だと指摘。日本と韓国はともに欧州の先進国と比較しても全く遜色のない国であると認識を改めるべきであることを強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)