韓国は近年、目覚ましい経済発展を遂げた。このため「日本を超えた」との声が聞かれるようになったが、中国人はどう見ているのだろうか。
中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「日本が韓国に追い越された分野にはどんなものがあるか」と問いかけるスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーから様々な意見が寄せられた。

 スレッドの意見を見てみると、比較的多かった意見は「造船、電子産業、エンターテイメント」の分野だ。造船については、2020年の受注シェアは中国を超えて世界1位となっており、電子産業では2019年に日本を超えて世界3位の生産規模となった。エンターテイメントでは、K-POPがアジアのみならず欧米でも人気となっていることを指摘する人もいた。

 また、「平均賃金」で韓国は日本を上回ったという人もいた。OECD(経済協力開発機構)が行った賃金に関する調査によると、2019年の日本人の平均年収は3万8617ドルだったが、韓国は4万2285ドルだったとデータを挙げて指摘していた。


 さらに、「囲碁」の分野で韓国は日本を超えているというコメントもあった。1990年代の日本は囲碁の分野で最強だったが、2000年代に入ってから中韓に圧倒されるようになり、世界ランキングでも中韓の棋士が上位を占めている。

 しかし、一部の分野で韓国は日本を超えたとはいえ、全体的には日本の方が上回っているという意見のほか、「日本はやはり腐っても鯛であり、総合的な国力では韓国を大きく上回っているが、韓国が日本を超越した分野が増えているのも事実」という声も多かった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)