台湾メディアの民視新聞網は23日、日本のスーパーに貼られた台湾地震への募金を呼び掛ける貼り紙に台湾のネットユーザーが爆泣きしていると報じた。

台湾では今月3日に東部で発生した大きな地震による傷跡が癒えぬ中、22~23日にかけても大きな余震に見舞われ、一部建物が倒壊するなどの被害が出た。

そうした中、訪日中の台湾の作家である黄大米(ホアン・ダーミー)さんは自身のフェイスブックアカウントで「日本でいくつかのスーパーに買い物に行ったが、至る所で台湾東部地震への募金を呼び掛ける貼り紙を見かけた」と報告し、写真を投稿した。

写真はイオンで撮影されたものとみられ、「ご協力ありがとうございます 令話6年台湾東部沖地震緊急支援募金 募金受付期間2024年4月30日(火)まで」と記されている。黄さんは「ああ…本当に感動する」とつづった。

記事は「投稿を受け、多くの(台湾の)ネットユーザーが日本人の善意の活動に心打たれた」とし、実際に寄せられたコメントとして「感動した。日本はとても愛がある」「台日は本当に友好」「小さなスーパー、大きな感動」「これを見て感謝の気持ちがあふれた」などを紹介した。

また、「311(東日本大震災)の年の5月に京都の嵐山に行ったら(台湾への)感謝のボードが掲げられていたほか、現地の日本人からも感謝の言葉を伝えられた。

本当に感動した」など、自身の経験談をつづるユーザーもいたことを紹介している。(翻訳・編集/北田)