雲南省西部の高原にある瀘沽湖(ルーゴー湖)は、世間の喧騒から遠く離れ、この世とは思えないほど美しい。58平方キロメートルの水面は、深さ11メートルまではっきりと見ることができ、紺碧な水と青空がほぼ同じ色だ。
湖の周りの茂った木々には、様々な形をした島が飛び交っている。

 この地の現住民であり、中国の少数民族、納西(ナシ)族の一支族であるモソ(摩梭)人は、今でも母系社会の形態を維持している。一族のリーダーは女性で、家を継ぐのも女性だ。ここには結婚という概念がなく、女性が自由に心を許す男性と結ばれる。これは「走婚(通い婚の意)」と呼ばれる。

関連写真:そのほかの中国の少数民族に関する写真

 また、瀘沽湖のほとりにある山や木には女神の神話があり、例えば湖の北側にある山は女神の化身とされ、「コム山(女山)」と名付けられているという。
写真は雲南省で北京五輪の聖火リレーが訪れた際に応援に駆けつけたモソ人の女性たち。


※この記事は、「中国網(チャイナネット)日本語版」による提供です。中国網は中国国務院新聞弁公室の指導を受けて、中国互聯網新聞中心が各国語で運営する、中国政府による中国情報ポータルサイトです。URL : http://japanese.china.org.cn/

【関連記事・情報】
ラサに移住し銀細工受け継ぐ、白族の人々(2008/11/26)
四川省、チャン族文化の緊急保護に百億元を誘致(2008/10/27)
トン族の魅力満載! 「文化観光祭」開催中-広西(2008/10/03)
【写真】「消費者デー」にイ族の女性が街頭宣伝活動(2007/03/20)
地域>西部>雲南 - サーチナトピックス