国税庁によると、2020年の日本の平均年収は433万1000円で、前年比マイナス0.8%となった。日本では現在多くの外国人が働いているが、日本で働く中国人の給料はどれくらいなのだろうか。
当然のことながら、給料は職種によって異なるわけだが、日本の外資系企業で働いているという中国人は、最近シニアマネージャーに昇進したこともあって、年収は約1016万円だと紹介した。また、日本で留学してから製造業の企業に就職し、その後転職してステップアップしたという人は、最初の企業で540万円、2社目で720万円、現在の会社は1400万円ほどだという。いずれも成功例と言えるだろう。
1年前に日本の大学を卒業し、小さなIT企業に就職したという人は、最初実習生として時給1600円で働き、そのまま正社員として働くようになり年収は450万円ほどだと紹介した。しかし、新型コロナの影響で給料が出なくなったため、外資系企業に転職し、年収700万円になったという。
しかし、みんながみんな日本で良い給料を受け取れるという訳でもないようだ。日本の地方都市で従業員50人にも満たない小さな会社に就職したという人は、月給21万円で、手取りは18万円ほどにすぎないと書き込んでいた。
ほかにも様々な業種の人からさまざまな給料の額が寄せられたが、その金額にばらつきがあるとは言え、「労働時間がそれほど多くはない」というのが共通した意見だった。中国では996と呼ばれる朝9時に出勤して夜9時に退勤し、週6日働くという過酷な労働条件のところが多いからだろう。その点で日本の労働環境は中国よりも良いと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)