日本には細かな作業を必要とする専門職がたくさんあるが、日本のフィギュアも外国人には評判が高い。中国メディアの快資訊はこのほど、「食品のフィギュア」として日本の食品サンプルを紹介する記事を掲載した。
見ていると我慢できずに注文してしまうと伝えている。

 記事はまず、日本人は手先が器用だと紹介した。匠の国として知られる日本には、精密さを必要とする「フィギュア」が豊富で、「オタクが秋葉原に足を踏み入れると永遠に出てこられなくなる」とその魅力を伝えた。日本人の手先の器用さは、「食品のフィギュア」こと食品サンプルにも遺憾なく発揮され、レストランの店頭に置かれて見る人の「食欲をそそる」客寄せの効果をもたらしている。

 大正末期から昭和初期に日本で発明されたと言われるこの食品サンプルは、1つ1つ職人が手作りで仕上げている。記事は、最初はろう細工から始まり、より本物に近づけていつまでも色褪せないように、材料も技術も改良を重ねて「永遠に若さを保てる」までになった、と日本の職人の心意気に敬服している。

 日本人の作る食品サンプルがどれほど精巧かについて記事は、「見ただけでは本物と見分けが付かないくらい」だと伝えている。これは冗談のようだが本当の話で、あるテレビ番組でどれだけ見分けが付かないか、検証したこともあるほどだ。

 日本には多くの飲食店の店頭に食品サンプルが並んでいて、見ているだけでも楽しくなってくる。見ていると食欲がそそられ、結局「我慢できなくて注文してしまう」こともあるが、この楽しさをより多くの外国人にも知って欲しいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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