日本では子どもたちの健やかな成長のために、「朝食」が重視されている。2021年に行われた調査では、「朝食を必ず食べる」と答えた小学生は78%、中学生は71%で、「食べる日の方が多い」と答えた子どもを合わせるとどちらも90%を超えていた。
では、日本の子どもたちはどのような朝食をとっているのだろうか。中国メディアの快資訊は11日、日本と中国の子どもの朝食を比較する記事を掲載した。
記事はまず、日本の子どもたちは朝から栄養豊かでバランスの取れた食事をとっていると紹介した。朝からご飯を食べる子どもが多く、日本の一般的な朝食にはタンパク質、ビタミン、ミネラル類がバランスよく入っていると伝えた。また、血糖値を急に上げないための工夫もしていて、「日本人の長寿の秘訣の1つ」なのは間違いないと感心している。
では中国の子どもたちはどうだろうか。定番の組み合わせを3つ紹介し、「お粥にマントウ(具なし中華まん)」、「豆乳に揚げパン」、「豆花(豆乳で作ったプリンのようなもの)に餅」と伝えた。朝は家で作らず、外で買って食べる人が多いためかもしれないが、炭水化物が多く栄養バランスは二の次になっている印象だ。
では、日本と中国の子どもたちの朝ごはんを比べると、どちらが良いのだろうか。記事は中国の朝ごはんが炭水化物中心で脂っこく、血糖値が上がりやすいのに対し、日本の朝食はタンパク質をしっかりとり、食物の種類が多いので、脳と身体両方の健やかな成長に寄与していると称賛している。
それで記事は、日本の家庭の朝食に習い、子どもたちには炭水化物のほか、卵などのタンパク質と、野菜、果物を入れた「4種類以上の食物をとる」ことを勧めている。中国の子どもたちも、宿題を制限する政策のおかげで睡眠時間は確保できるようになるはずだ。