中国の電気自動車(EV)大手、BYD(01211/香港、002594/深セン)が1月30日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純利益が160~170億人民元に達する見込みを示した。
業績予告によれば、22年12月期通期の上場会社株主に帰属する純利益は160億~170億元となり、30億4519万元だった前期から5.25~5.58倍と大きく利益が膨らむ見込み。
大きな増益となる主な要因について同社は、新エネルギー自動車産業が爆発的な成長を持続する中で、新エネ車産業のリーディングカンパニーとして各種の複雑かつ厳しい外的環境や想定外の要因による影響を克服し、新エネ車販売量を前期比で大きく増加させて世界の新エネ車販売台数1位を獲得するとともに、原材料の価格高騰による利益圧縮の圧力を大きく和らげることに成功したと説明している。同社の22年年間新エネ車販売台数は186万3494台で、前年比3.09倍と大きく増加した。
21年12月期の売上高は2112億9991万元(前期比37.68%増)、上場会社株主に帰属する純利益は30億4519万元(同28.08%減)。22年1~6月期の売上高は1506億725万元(前年同期比65.71%増)、上場会社株主に帰属する純利益は35億9527万元(同3.06倍)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)