様子見ムードが漂う流れ。
ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が続いている。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第12回会議開催を11月4~8日に控え、大型財政政策の期待感が高まっている。指数は高く推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、エネルギーの下げが目立つ。中国石油化工(600028/SH)が3.3%安、中国中煤能源(601898/SH)が2.9%安、中国石油天然気(601857/SH)が2.0%安で引けた。
医薬品株も安い。健康元薬業集団(600380/SH)が3.3%、九州通医薬(600998/SH)が2.3%、浙江医薬(600216/SH)が2.1%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)と上海医薬集団(601607/SH)がそろって1.7%ずつ下落した。素材株、消費関連株、不動産株、インフラ関連株、運輸株、証券株なども売られている。
半面、ハイテク株の一角は急伸。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)がストップ(10.0%)高、通信インフラ設備メーカー大唐電信科技(600198/SH)が9.3%高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が6.0%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が3.6%高で取引を終えた。銀行株の一角も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.70ポイント(0.96%)安の278.23ポイント、深センB株指数が18.47ポイント(1.47%)安の1239.84ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)