中国の自動車大手、広州汽車集団(02238/香港)が2月9日、2023年1月の生産、販売速報を発表した。期間中に春節休みがあったことも影響して、生産、販売とも前年同期比で40%前後の減少となった。

 
 1月の生産台数は12万8350台で、前年同時期の21万8613万台から41.29%減少した。販売台数は14万6921台で、前年同時期の23万7232台から38.07%減となった。
 
 ブランド別では広汽ホンダが生産3万3201台(前年同期比55.93%減)、販売3万8143台(同51.40%減)、広汽トヨタが生産6万2081台(同31.73%減)、販売7万5500台(同24.42%減)、広汽乗用車は生産2万1224台(同34.11%減)、販売2万3277台(同36.34%減)、電気自動車(EV)ブランドの広汽埃安(AION)が生産8129台(同44.33%減)、販売8206台(同48.81%減)、広汽三菱が生産1519台(同61.82%減)、販売1168台(同69.30%減)、合創汽車・広汽日野・広州広汽BYD新能源客車を含む「その他」が生産2196台(同41.59%増)、販売627台(同74.33%減)。広汽ホンダ、広汽三菱が全体の減少幅を大きく超える減少となった。

 また、グループ全体の生産、販売台数のうち、EVなどの新エネルギー車は生産が1万2520台(同27.60%減)、販売が1万921台(同42.88%減)だった。車種別の販売台数ではセダンが6万6999台(同40.00%減)、SUV(多目的スポーツ車)が6万2150台(同42.07%減)、MPV(ミニバン)が1万7764台(同2.47%減)と、MPV車の販売が比較的好調だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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