投資家の慎重姿勢が継続する流れ。
業種別では、不動産の下げが目立つ。新城控股集団(601155/SH)が2.7%安、保利地産(600048/SH)が2.1%安、金地集団(600383/SH)が1.9%安、信達地産(600657/SH)が1.3%安で引けた。依然として債務問題がくすぶっている。JPモルガンは最新リポートで、民営デベロッパーを巡る不透明感は払しょくされていないなどと指摘した。
酒造・食品株も安い。舎得酒業(600702/SH)が2.7%、山西杏花村フェン酒(600809/SH)が2.4%、仏山市海天調味食品(603288/SH)と上海妙可藍多食品科技(600882/SH)がそろって2.3%ずつ下落した。素材株、エネルギー株、金融株、海運株なども売られている。
半面、ITハイテク株はしっかり。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.6%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.7%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が1.6%高で取引を終えた。
通信・ネットワーク関連株も物色される。超訊通信(603322/SH)が6.5%、中貝通信(603220/SH)が4.7%、中国移動(600941/SH)が1.8%ずつ上昇した。メディア・娯楽株、公益株、医薬品株、空運株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.48ポイント(0.55%)安の267.31ポイント、深センB株指数が4.81ポイント(0.41%)安の1180.59ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)