模様眺めのスタンスが継続する流れ。
業種別では、通信の下げが目立つ。中国3大キャリアの中国聯通(600050/SH)が3.3%安、中国電信(601728/SH)が2.5%安、中国移動(600941/SH)が2.0%安で引けた。
消費関連株もさえない。家電の四川長虹電器(600839/SH)が4.6%、酒造の四川水井坊(600779/SH)が3.6%、家具の亜振家居(603389/SH)が2.2%、自動車の安徽江淮汽車集団(600418/SH)が1.6%、パン・菓子の桃李面包(603866/SH)が1.4%ずつ下落した。素材株、医薬品株、エネルギー株、銀行株、インフラ建設関連株、軍事関連株なども売られている。
半面、ITハイテク株の一角はしっかり。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.3%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)とインターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)がそろって1.3%高、情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が1.0%高で取引を終えた。不動産株、証券株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.66ポイント(0.28%)高の235.28ポイント、深センB株指数が4.01ポイント(0.36%)安の1112.86ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)