13日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比96.58ポイント(0.54%)高の18034.42ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が31.17ポイント(0.49%)高の6390.53ポイントと4日ぶりに反発した。売買代金は577億7140万香港ドルとなっている(12日の前場は627億8330万香港ドル)。

 米ハイテク株高が好感される流れ。昨夜の米株市場では、米10年債利回りの急低下を手がかりに、高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が物色され、ナスダック指数が1.5%高と3日続伸し、最高値を更新している。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果はややタカ派(引き締めに積極的)的だったものの、物価指標が鈍化が相場を支えた。米国の金融政策に追随し、香港の中央銀行に相当する香港金融管理局(HKMA)は13日、政策金利である基準金利を5.75%に据え置いている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、自動車大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が7.4%高、電子機器製造受託サービス(EMS)中国大手の比亜迪電子(BYDエレク:285/HK)が4.5%高、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が4.0%高と上げが目立った。BYDについては、シティグループの強気リポートも追い風。
中国製の電気自動車(EV)に対し、欧州連合(EU)が暫定的に追加関税を課す方針を明らかにしたことに関しては、BYDに課される追加関税は、同証券の事前予想(30%)を下回ったと指摘。競合他社を下回る水準でもあり、これはBYDがEUでシェアを拡大する助けになるとの見解を示している。
 セクター別では、半導体が高い。華虹半導体(1347/HK)が6.0%、晶門半導体(2878/HK)が4.3%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.8%、ASMPT(522/HK)が2.6%ずつ上昇した。
 スマートフォン組立・部材の銘柄群も物色される。上記したBYDエレクのほか、富智康集団(2038/HK)が8.8%高、丘タイ科技(1478/HK)が9.6%高、高偉電子(1415/HK)が3.6%高で引けた。
生成人工知能(AI)搭載スマホの期待感が続いたほか、丘タイ科技については、5月のカメラ部品出荷数が前年同月比で36%増に拡大したことも材料視されている。
 半面、産金・非鉄セクターはさえない。招金鉱業(1818/HK)が2.6%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.5%、山東黄金鉱業(1787/HK)が2.2%、江西銅業(358/HK)が3.0%、中国アルミ(2600/HK)が2.2%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.30%安の3028.28ポイントで前場の取引を終了した。素材株が安い。
不動産株、エネルギー株、消費関連株、医薬株、金融株、運輸株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。公益株、発電設備株も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)