中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。
業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)がストップ(10.0%)高、アナログ半導体チップの中電科芯片技術(600877/SH)が6.4%高、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が4.8%高、電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が4.0%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.0%高で引けた。
自動車株もしっかり。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が4.0%、広州汽車集団(601238/SH)が3.7%、長城汽車(601633/SH)と北汽福田汽車(600166/SH)がそろって3.1%ずつ上昇した。軍事関連株、食品・酒造株、医薬株、素材株、金融株なども買われている。
半面、不動産株はさえない。信達地産(600657/SH)が4.8%、金地集団(600383/SH)が3.8%、新城控股集団(601155/SH)が1.8%ずつ下落した。エネルギー株、海運株、公益株の一角も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.31ポイント(1.20%)高の279.47ポイント、深センB株指数が12.30ポイント(1.00%)高の1245.32ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)