米大統領選の結果が警戒される流れ。
ただ、下値は限定的。中国景況感の改善や、経済対策に対する期待感などで、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。李強・首相は5日、上海で開催された中国国際輸入博覧会の開幕式で演説し、「中国は経済成長目標を達成できる」と改めて強調し、財政・金融政策には十分な余地があるとも述べた。4日に開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会会議の決定内容については、最終日(8日)に国営メディアが詳細を報じるのが通例で、市場では、10兆人民元(約215兆円)規模の財政政策が打ち出されるとの観測が高まっている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、銀行・保険の下げが目立つ。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.5%安、中国建設銀行(601939/SH)が1.4%安、招商銀行(600036/SH)が1.3%安、中国太平洋保険(601601/SH)が3.0%安、中国人民保険集団(601319/SH)が2.5%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.1%安で引けた。
石炭株も安い。
半面、不動産株はしっかり。新城控股集団(601155/SH)が4.4%高、金地集団(600383/SH)が2.4%高、万業企業(600641/SH)が2.0%高、保利発展控股集団(600048/SH)が1.8%高で取引を終えた。証券株、ハイテク株、素材株、インフラ関連株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.09ポイント(0.38%)安の282.66ポイント、深センB株指数が1.66ポイント(0.13%)安の1263.00ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)