投資家心理が上向く流れ。
ただ、上値は限定的。通商問題を巡る米中対立の激化懸念がくすぶっているほか、2日の外国為替市場で対米ドルの人民元安が進行し、7月後半以来の水準に下落していることも懸念された。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、消費関連の上げが目立つ。自動車の広州汽車集団(601238/SH)がストップ(10.0%)高、スーパーの永輝超市(601933/SH)がストップ(9.9%)高、家電の四川長虹電器(600839/SH)が4.6%高、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.4%高、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が4.2%高で引けた。
不動産株も物色される。光明地産(600708/SH)がストップ(9.9%)高、緑地HD(600606/SH)が6.5%高、華遠地産(600743/SH)が5.9%高、中華企業(600675/SH)が2.7%高で取引を終えた。インフラ関連株、素材株、保険・証券株、医薬株、ハイテク株、公益株なども買われている。
半面、銀行株は安い。上海農村商業銀行(601825/SH)が6.1%、華夏銀行(600015/SH)が1.8%、北京銀行(601169/SH)が1.6%、交通銀行(601328/SH)が1.2%ずつ下落した。エネルギー株の一角も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.66ポイント(0.96%)高の279.44ポイント、深センB株指数が3.87ポイント(0.32%)高の1214.91ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)