値頃感が着目される流れ。
業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)やコンデンサー関連材料の安徽銅峰電子(600237/SH)、金融機関向けセキュリティーソフトの深セン市金証科技(600446/SH)、通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)などがそろってストップ(10.0%)高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が5.7%高、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が3.9%高で引けた。「AI(人工知能)ブームは2025年も拡大する」との見方が支えとなっている。
自動車株も高い。賽力斯集団(601127/SH)が4.2%、上海汽車集団(600104/SH)が4.0%、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が3.9%、力帆科技(601777/SH)が2.9%、東風汽車(600006/SH)が2.8%ずつ上昇した。不動産株、銀行株、素材株、インフラ関連株なども買われている。
半面、医薬株はさえない。湖北済川薬業(600566/SH)が4.1%安、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.2%安、上海医薬集団(601607/SH)と広州白雲山医薬集団(600332/SH)がそろって1.6%安で取引を終えた。公益株、エネルギー株、海運株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.33ポイント(0.90%)高の262.13ポイント、深センB株指数が7.61ポイント(0.64%)高の1196.93ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)