中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。
銀行株が上げを主導。重慶農村商業銀行(601077/SH)が2.9%高、中国建設銀行(601939/SH)が2.2%高、成都銀行(601838/SH)が1.5%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.0%高で引けた。
ハイテク株の一角も物色される。半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)がストップ(10.0%)高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が9.0%高、金融機関向けセキュリティーソフトの深セン市金証科技(600446/SH)が7.2%高、ディスプレー基幹部品の彩虹顕示器件(600707/SH)が3.6%高で取引を終えている。「AI(人工知能)ブームは2025年も拡大する」との見方が引き続き支えとなった。半導体の対中輸出規制など、ハイテク分野で米国の圧力が高まる中、当局は産業支援策を強化するとの思惑も広がっている。公益株、食品・酒造株、通信株なども買われた。
半面、自動車株は安い。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.51ポイント(0.96%)安の259.62ポイント、深センB株指数が10.09ポイント(0.84%)安の1186.84ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)