5日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比46.63ポイント(1.24%)高の3812.51ポイントと4日ぶりに反発した。
 買い戻しが優勢となる流れ。
上海総合指数は前日まで3日続落し、8月19日以来の安値水準に落ち込んでいた。主に値ごろ感のある銘柄への買い戻しが広がったほか、中国政府による景気刺激策への期待も相場の押し上げ要因となっている。中国人民銀行(中央銀行)と財政部が先ごろ、異例の会議を開いたと伝わり、市場には追加景気対策が打ち出されるとの観測が広がった。上海総合指数は後場に上げ幅を拡大している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、電器関連の上げが目立つ。中電電機(603988/SH)がストップ高。ほか万里(600847/SH)が5.0%高、駱駝集団(6013118/SH)が4.6%高、北京金自天正智能控制(6005608/SH)が4.0%高で引けた。
 機械株も高い。吉キン風能科技(601218/SH)がストップ高。ほか安徽応流機電(603308/SH)が9.2%、科達製造(600499/SH)が5.8%、福建竜渓軸承(600592/SH)が5.3%ずつ上昇した。電子デバイス、発電設備、プラスチック製品、非鉄金属株なども買われている。半面、道路・橋梁株、貿易株は売られた。

 外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.35ポイント(1.29%)高の263.30ポイント、深センB株指数が24.50ポイント(1.86%)高の1340.53ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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