投資家のリスク選好がやや強まる流れ。
業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)や電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)、プリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)などがそろって10.0%(ストップ)高で引けた。
ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、AIチップの中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が9.0%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:688981/SH、981/HK)が6.1%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が5.3%高と他の指数をアウトパフォームしている。
証券株も高い。太平洋証券(601099/SH)が4.4%、華泰証券(601688/SH)が3.5%、中信証券(600030/SH)が2.9%、国泰海通証券(601211/SH)と中国銀河証券(601881/SH)がそろって2.4%ずつ上昇した。不動産株、素材株、軍需産業株、インフラ建設株、自動車株、消費関連株、銀行・保険株なども買われている。
半面、医薬株は安い。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.00ポイント(0.76%)高の264.22ポイント、深センB株指数が4.15ポイント(0.31%)高の1363.57ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)