短縮取引となる16日の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比138.82ポイント(0.52%)高の26705.94ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が37.61ポイント(0.42%)高の9070.32ポイントと3日ぶりに反発した。半日立ち会いの売買代金は849億9660万香港ドル(約1兆6642億円)となっている(13日は終日で2575億7760万香港ドル)。

 中国の経済対策に対する期待感が相場を支える流れ。習近平・国家主席は16日付の中国共産党機関誌「求是」に重要文書を掲載し、消費促進とイノベーション加速を進める必要性を論じている。また、米利下げ期待が再び強まる中、先週の米長期金利が大幅に低下したこともプラス材料だ。ただ、上値は限定的。中国の大型連休を前に様子見ムードも漂った。春節の大型連休で本土市場がきょう16~23日、香港市場が16日後場から19日まで休場となる。指数は安く推移する場面があった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、資源関連の上げが目立つ。産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が4.7%高、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が3.9%高、石油生産大手の中国海洋石油(883/HK)が3.7%高で引けた。資源関連の銘柄はこのところ下げが急だったこともあり、いったん買い戻しが優勢となっている。
 そのほか、ハンセン指数の構成銘柄に新規採用が決定した車載バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が2.7%高、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が6.4%高、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が6.6%高。株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は13日引け後、四半期ごとに行っている指数構成銘柄の定期見直しの結果を発表し、ハンセン指数の構成銘柄に上記3銘柄を採用した。
一方、除外される自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)は0.2%安とさえない。これにより、ハンセン指数の構成銘柄は88→90に増加する運びだ(入れ替えは3月9日付で発効)。
 消費セクターもしっかり。老鋪黄金のほか、ハイパーマーケットの高キン零售(6808/HK)が5.8%高、スポーツ用品の中国動向(3818/HK)が4.6%高、免税店の中国旅遊集団中免(1880/HK)が3.0%高、日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)が2.6%高、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)と家電の海爾智家(6690/HK)がそろって1.8%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が1.5%高で取引を終えた。
 人工知能(AI)技術や半導体の一角も物色される。MiniMax(100/HK)が24.6%高、北京智譜華章科技(2513/HK)と滴普科技(1384/HK)がそろって4.7%高、瀾起科技(6809/HK)が14.1%高、兆易創新科技集団(3986/HK)が9.8%高と値を上げた。
 半面、中国の不動産セクターは安い。合景泰富地産(1813/HK)が6.2%、世茂集団HD(813/HK)が2.4%、万科企業(2202/HK)が1.8%、融創中国HD(1918/HK)が1.6%ずつ下落した。不動産市場の低迷が逆風。1月の70都市新築住宅価格は前年比で3.1%下落し、マイナス幅が7カ月間で最大となった。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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