6日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比15.63ポイント(0.38%)高の4124.20ポイントと続伸した。
 前日の好地合いを継ぐ流れ。
全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日開幕し、李強・首相が冒頭で読み上げた「政府活動報告」では、より積極的な財政政策を継続する方針が示されている。また、今年の国内総生産(GDP)成長率目標は4.5~5.0%と、昨年(5.0%前後)から引き下げられたが、識者からは「成長のスピードより質や効率を重視している」との分析が聞かれた。政策で恩恵を受ける銘柄を物色する動きが続いている。原油相場の上昇一服もプラス材料。5日のNY商品取引所でWTI原油先物は8.5%高と大幅に5日続伸し、一時、82.16米ドル(バレル)と2024年7月以来の高値を付けていたが、6日の時間外取引では一転、下落に向かい、80米ドルを割り込んで推移している。中東地域の地政学リスクを嫌気し売り先行したが、下値は固く、指数は中盤からプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、医薬の上げが目立つ。浙江医薬(600216/SH)が7.9%高、浙江華海薬業(600521/SH)が4.4%高、昭衍新薬(603127/SH)が3.6%高江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.4%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.7%高、甘李薬業(603087/SH)と北京福元医薬(601089/SH)がそろって2.5%高で引けた。中国当局は新興産業の柱として、バイオ医薬品も挙げている。
 軍需産業株もしっかり。航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)が6.6%、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が6.0%、、航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が3.9%、航空宇宙・防衛電子製品の中航航空電子系統(600372/SH)が3.7%、航空機メーカーの中航直昇機(600038/SH)が2.1%、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が1.1%ずつ上昇した。2026年の国防予算は、前年比7%増の1兆9095億6100万人民元(約43兆円)に設定。
経済成長目標を上回り、この10年間でほぼ倍増している。そのほか、消費関連株、自動車株、公益株、不動産株、保険・証券株、空運株なども買われた。
 半面、石油・石炭株はさえない。中海油田服務(601808/SH)が5.4%、エン鉱能源(600188/SH)が4.2%中国石油天然気(601857/SH)が3.1%、中国海洋石油(600938/SH)が2.7%、中国石油化工(600028/SH)が2.1%、陝西煤業(601225/SH)が1.0%ずつ下落した。非鉄・産金株、ハイテク株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.01ポイント(0.38%)高の267.02ポイント、深センB株指数が2.26ポイント(0.18%)高の1224.99ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ