後漢末、208年の「赤壁の戦い」で曹操軍は孫権と劉備の連合軍に大敗し、以後中国は北に曹操の「魏」、南西に劉備の「蜀」、南東に孫権の「呉」が鼎立する「三国時代」を迎えた。
265年、司馬昭が病死すると、その子である司馬炎は魏の元帝に禅譲を迫り、「晋(西晋)」を建国して自ら皇帝の位についた。こうして三国のうちの蜀と魏が滅び、残るは呉のみとなったが、呉は孫権の死後、後継者争いによって弱体化していた。
279年、破竹の勢いの晋軍は6方向から呉に攻め入り、280年6月12日、呉の皇帝・孫皓はついに降伏した。西晋の天下統一により三国時代は終わりを迎えた。(編集担当:梅本可奈子)
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