「中国人のインサイト」2008 第4回 5月
(11)中国では結婚前の性交渉はOKが7割

 以前の中国では特に女性の貞操に対して非常に厳しい観念があったが、開放改革路線を歩みだした80年代以降、海外文化の流入とともに性に対する概念は大幅に変わり続けてきた。貞操観念についての意識がもっとも表れる結婚前の性交渉について、どう考えているか調査してみた。
すると、全体で72.7%の人が婚前交渉について「特に気にする必要はない」と考えており、比較的寛容な考えを持っている人が多いことがわかった。

 意外だったのは開放的なイメージのある上海で「婚前交渉はいけない」と考えている人が、他の地域と比べてやや多かったことだ。逆に少しお堅いイメージのある北京は23%と最も少ない。そして、年代別で見るとやはり20代で婚前交渉に対して寛容な意見が最も多かった。最近の中国では若い世代の性の乱れが問題になりつつあり、上の世代は憂慮している(グラフは本調査結果を基に作成)。(上海在住コラムニスト:藤時龍太)

【調査概要】
1.調査企画:サーチナ、藤時龍太
2.調査方法:上海サーチナ「新秦調査」上のインターネット・アンケート画面での回答
3.調査対象:上海、北京、広州。各都市20代、30代、40代、男女で均等割付け
4.調査期間:2008年5月
5.回答者数:300人

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