香港の放送局「香港ラジオテレビ」によると、何可欣選手ら北京五輪に出場した中国の女子体操選手に年齢疑惑が持たれていることで、同代表主任コーチは22日までに、「新たな資料を国際体操連盟に提出したと述べた。

関連写真:そのほかの何可欣選手の写真

 女子体操は小柄で思春期前の方が競技に有利とされている。
国際オリンピック委員会(IOC)は選手の低年齢化の行き過ぎ防ぐため、女子体操選手の出場年齢を、「開催年末で16歳以上」と定めている。北京五輪で規定以下の年齢で出場した疑惑が持たれている中国の選手は、段違い平行棒で優勝した何可欣選手ら3人だ。

 中国女子体操代表の陸善真コーチによると、何選手らの年齢疑惑を解消してもらうため、国際体操連盟に古いパスポート、居住証、身分証などを提出した。いずれも中国政府が発行したものという。

 年齢疑惑が出てから国際体操連盟はこれまでのところ、「中国側の提出したパスポートは、選手の年齢が基準を満たすことを示している」との説明を続けている。

 写真は13日、体操女子団体で金メダルを獲得した中国チーム。(編集担当:如月隼人)

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