1977年9月11日、毛沢東は「帝国主義とすべての反動派は本物の虎であるかという問題について」と題する文章を再度発表した。

 毛沢東は1946年に米国の記者、アンナ・ルイズ・ストロングとの対談の中で「ハリコの虎」という言葉を使い、「反動派は見かけは恐ろしそうだが、実際には大した力は持っていない“ハリコの虎”にすぎず、長い目で見れば本当に強いのは人民の力だ」と述べた。
また、原子爆弾についても同様にハリコの虎だと断定した。

 1977年9月に発表された冒頭の文章は、もとは1958年12月1日の中国共産党中央政治局の武昌会議で発表されたもの。この中で毛沢東は、「すべての物事に二重性があるように、帝国主義とすべての反動派も二重性をそなえている。彼らは本物の虎であり、またハリコの虎でもある」とし、「全体の戦略的には彼らを蔑視し、彼らと果敢に戦って勝利を勝ち取らなければならず、個々の戦術的には彼らを重視し、慎重に対応しなければならない」と指摘した。(編集担当:梅本可奈子)

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