「中国人のインサイト」2008 第5回 7月
(11)島耕作になりたいですか?

 島耕作シリーズといえば「課長島耕作」に始まり、スピード出世を繰り返した結果、2008年現在で遂に「社長島耕作」にまで上り詰めたサラリーマンを描いた人気漫画である。さて、ご存知の方も多いと思うが、島耕作はシゴトが出来るだけではなく、女性にもめっぽう強いことでおなじみだ。
その姿は日本のサラリーマンにとって一つの憧れであるように思える。そこで、中国人にとって島耕作のような生活は魅力的なのか、調査を行った。

 すると、全体で見ると「憧れない」という人が「憧れる」という人を若干上回る結果となった。島耕作は中国ではあまり受けないようだ。もちろん、プロフィール別で見ると、上海、20代、そして男性においては「憧れる」と回答した人が多くなっているが、多くの中国人はまだまだまじめな人が多い。

 常務時代には上海を中心に中国を飛び回った島耕作だが、中国においては彼のような生き方はあまり支持されなかったのだろうか。島耕作も中国赴任時代は苦労が耐えなかっただろう。(グラフは本調査結果を基に作成)。(上海在住コラムニスト:藤時龍太)

【調査概要】
1.調査企画:サーチナ、藤時龍太
2.調査方法:上海サーチナ「新秦調査」上のインターネット・アンケート画面での回答
3.調査対象:上海、北京、広州。各都市20代、30代、40代、男女で均等割付け
4.調査期間:2008年7月
5.回答者数:300人

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