上海冠生園食品有限公司はシンガポールやオーストラリアなどで有害物質メラミンが検出されたために停止していたミルクキャンディー「大白兔〓糖」の生産を、このほど再開した。ただし、すでに製造された製品に対する国内でのメラミン含有検査は結果が出ていないため、販売と輸出は停止したままだ。
5日付中国新聞社が伝えた。(〓は女へんに乃)

関連写真:そのほかの2008年毒ミルク事件に関する写真

 同社は94年の歴史を持つ老舗企業。「大白兔〓糖」は国内では広く親しまれているキャンディーで、海外への輸出も多い。今回製造を再開した製品に使用する原料乳はメラミンが含まれていないことを厳しく検査し、上海市当局の検査機関による合格証明を受けているという。(編集担当:恩田有紀)

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